
ステンレスの加工はステンレスのある特殊な特性によって、非常に難しいとされています。
その特性とは、加工方法によって加工部分だけが硬くなってしまうという特性で、硬くなってしまった部分は穴あけや切削加工などが行ないにくくなってしまいます。
この硬くなってしまう特性は「マルテンサイト化」と呼ばれています。
このマルテンサイト化により、ステンレスは溶接も難しい金属とされています。
これは溶接した部分が急速に冷えると起こる現象で、マルテンサイト化してしまった部分は割れてしまうこともあります。
また、ステンレスと聞くと「錆びない金属」として思い浮かぶと思いますが、溶接時に錆びに強い不動態皮膜が壊れてしまうこともあり、腐食を起こしてしまう場合もあるのです。
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