
世界には金属だけでなく、複数の金属元素を組み合わせて作られた合金という金属がありますが、その中でも新しく開発されたチタンアルミ合金についてご紹介いたします。
従来のチタンとアルミを混ぜたチタンアルミ合金では可塑性を持たせることが困難だと言われていましたが、軽量かつ高強度という長所を持っているため小型の鋳造品に限られますが、機械の部材などに利用されていました。
新しいチタンアルミ合金では、ニオブやシリコンや炭素を加えることで、強度や軽量の他に高い可塑性も実現しており、大型の製品にも対応できるようになりましたので、これまでは難しかった分野への応用も可能になったのです。
従来の合金よりも、高温の環境で使用した場合の強度も大幅に上昇しており、加工しやすくなりましたので、今後の活用も期待されています。
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